契約の成立とは?
実は、お金の貸し借りの契約自体は、貸主と借主の合意があり、現実に金銭の受渡しがあればよいので、契約書がなくても成立します。
これは、契約書というものが、誰が誰に対して、どのような義務を負うのかということを明確にした、後日の証明となる書面に過ぎないからです。
契約書の内容を確認するとは?
通常、契約書は非常に細かい文字で記載されていて、読みづらいものといえます。
しかしながら、読まないでいると、思いもしないミスを犯すことにもなりかねませんので注意が必要です。
契約をする際には、当事者がとりあえず口頭で契約内容を確認するのが一般的です。
ただし、契約書がその通りの内容で記載されているとは限りません。
裁判になり、このような契約をした覚えはないと主張しても、契約書に記載されたことは、本人の署名や記名押印がある限り、原則として事実と認定されてしまいます。
よって、署名や押印をする前に必ず内容を確認し、不明な点があれば、必ず貸主に確認するようにしてください。 |