質屋というと、不要な物を買取ってくれるところと思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

確かに、質屋では中古品の売買なども行ってはいますが、本来の業務は「質預かり」と呼ばれる貸金業務になります。

質預かりというのは、物を担保として質屋に預け、その代わりにお金を借りることをいいます。

そして、期日になったら、借りたお金に利息を付けて返済すれば、担保として預けていた物を返してくれます。

なお、もしお金が返済されない場合は、預けていた物は質流れとなり、競売にかけられて所有権を失うことになります。

質屋の良いところとしては、借りたお金を返済できない場合には、担保として預けていた物の所有権は失いますが、物の所有権を失うと同時に借金もなくなることがあげられます。

つまり、返済できなくても取立てを受けることがないということです。