ほとんどの金融業者は、罰則のない利息制限法より高い金利、かつ、罰則のある出資法の金利で貸し付けています。

この利息制限法と出資法の間の利息のことをグレーゾーン金利といいます。

しかしながら、2006年4月の大手消費者金融の行政処分をきっかけとして、強引な取立てとともに高い金利が問題となり、グレーゾーンの撤廃への動きも進んでいます。

過払い金が発生しているのかどうかを調べるには、まず業者から取引の履歴を開示してもらう必要があります。

この取引履歴を用いて引き直し計算を行うのですが、その結果、過払い金が発生している場合には、業者に対してその金額の返還を請求します。

この返還請求については、自分で業者に直接請求して取り戻すこともできますが、業者によっては、手続きが難航するケースも考えられます。

また、事案によっては、訴訟を提起しなければならないこともあります。

よって、できれば弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。