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金銭消費貸借契約と売買契約の違いについて

どのように異なるのですか?

売買契約などは、「買いたい」「売りたい」という合意のみで成立しますが、金銭消費貸借契約というのは、これとは違い、当事者間の合意だけでなく、お金(物)の引渡しも必要になります。

このように、物の引渡しを成立要件とする契約のことを要物契約といいます。

当事者とは?

当事者というのは、法律の条文や法律書では頻繁に使われる用語で、金銭消費貸借契約の貸主や借主、裁判の原告や被告など、事件やトラブルの直接の関係者のことをいいます。

契約とは?

契約というのは、わかりやすく言うと、お金を貸す人と借りる人のように、相対する立場にある人どうし(当事者)が、合意により権利・義務の関係を作り出す約束のことをいいます。

なお、契約の成立条件や法律上の効果については、民法や商法に規定があり、民法では借金の契約(金銭消費貸借契約)のほか、売買や賃貸借など合計13種類の契約について規定を設けています。


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