システム金融とは?
システム金融の貸し方というのは、例えば次のような仕組みで行われます。
■勧誘
中小企業を相手に、ファックスやダイレクトメールなどによって「電話一本で即日融資します」などと勧誘します。
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■融資の申し込み
融資の申し込みをすると、その会社が振り出す手形や小切手をファックスさせます。
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■融資の実行
手形や小切手のファックスを確認すると、銀行振込で融資が行われます。
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■手形、小切手の郵送
融資が実行された後、融資を受けた会社から、システム金融会社に対して手形や小切手を郵送させます。
システム金融の問題は?
システム金融の問題は、まず何といっても利息が高利であることです。そして、一度借りてしまうと、次々と同じグループと思われる業者からの勧誘のファックスが届くということです。
借りる方は企業なので、借入金額も100万円を超えることが通常で、あっという間に借入総額が増えてしまいます。
手形や小切手を振り出しているということは、それが不渡りになれば倒産してしまいます。
なので、それを恐れて必死に返済しようとするのですが、通常は借り始めてから数か月で倒産してしまいます。
システム金融から借りてしまった場合は?
システム金融から融資を受けてしまった場合には、従業員の給料の支払いができなくなるといった状況になる前に、早めに弁護士に相談した方がよいです。
弁護士が受任通知を出すだけで、振り出した手形や小切手を返還してくれる金融業者もあるようですので。
といっても、なかには強硬な金融業者もいるようですが、手形や小切手を取られているからといって諦めずに、しっかり法律に則って対処するのがよいと思われます。
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