キャッシング・ローンの法律研究室



誤ったデータが記録の訂正

・誤ったデータが記録されていた場合について
・努力規定について


誤ったデータが記録されていた場合には訂正してもらえるのでしょうか?

クレジットの申込みをしたら断られてしまった。おかしいと思って調べてみたら、どうやら誤ったデータが記録されていることがわかった、、、

このような場合、データは訂正してもらえるのでしょうか?

結論から申し上げますと、事業者は原則として必要な調査を行ってデータを修正しなければなりませんので、記録は訂正してもらえます。

個人情報保護法上は、個人情報取扱事業者に対して、利用目的の達成に必要な範囲内で、個人データを正確かつ最新の内容に保つよう努めなければならないとしています。

努力規定とはどの程度のものなのですか?

上記は、いわゆる努力規定です。

しかしながら、本人がそのデータの内容が事実ではないとして訂正等を求めた場合には、事業者はこれに対応しなければならないということについては義務付けられています。

個人情報保護法上努力規定なのは、個人情報に誤りがあった場合は、本人にさまざまな不利益を与えますので、事業者には個人情報を正確に保つことが期待されるのですが、すべての個人情報が常に正確であるように義務づけてしまうと、事業者側に過度に負担になってしまうからです。

このような規定になったのは、情報が正確であることが最も重要な本人に関与させることで、その正確性の確保に有用と考えられたためです。


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