なぜ、利息の金利は違うのですか?
「一文銭は貸さぬもの」ということわざがありますが、これは、一文銭のような小銭を貸しても、かえって手間がかかり取立てにくいというものです。
金融会社の発想もこれに似たところがあって、少額でも高額の借金でも貸付手続等の手間は同じですので、利息が多く入る高額の貸付けの方が得になるのです。
ちなみに、利息制限法もこのような点を考慮して、貸出金額の少ない方が利息の利率は高くなっています。
リスクと利息の関係は?
お金を貸すことについては、返済してくれるのかどうかというリスクの問題があります。
これについては、収入の少ない人や担保のない人の場合は貸倒れのリスクが高く、その分、金利は高くなります。
期限の利益喪失約款とは?
金銭貸借契約書に、期限の利益喪失約款が入ることがあります。
この期限の利益喪失約款は、月払いの返済などにおいて、返済が滞った場合に期限の利益※を失い、残債務(利息を含む)を一度に返済しなければならないというものです。
※月払いの場合は、契約に従って毎月分割して支払えばよいという利益のことです。 |