利息や取立てについて
審査の簡単な貸金業者の場合、返済されない可能性が高くなる、つまり、それだけリスクの大きな商売をするわけですから、別のところで埋め合わせをする必要に迫られます。
具体的には、利息を高くしたり、取立てを厳しくしたりといったことでバランスをとるわけです。
この結果、審査の簡単な貸金業者から借金をしてしまうと、短期間で利息が膨らみ、厳しい取立てに泣かされることになるおそれがあります。
最近、増加傾向にある銀行などの個人ローンでは、金利は利息制限法の制限利息を守っています。
また、大手の消費者金融の金利は、みなし弁済規定が裁判所で認められないことから、利息制限法の上限金利となっています。
これらの金融業者は、どれだけテレビなどのコマーシャルでソフトなイメージを売り込んだとしても、また、利息制限法に違反していないといっても、高金利であることは事実です。
さらに、貸金業者の中には、出資法には違反しないけれど、利息制限法を超える利息を取っている業者もあります。
これは、貸金業法に「みなし弁済規定」があり、刑事処分が行われないからです。
ただし、貸金業を営む者が、年109.5%を超える利息の貸付契約をしたときは、その契約は無効となります。
よって、この場合には、一切利息を支払う必要はありません※。
※借りたお金は、不当利得として返還しなければなりません。 |