キャッシング・ローンの法律研究室V



審査の簡単な貸金業者からの借金について

利息や取立てについて

審査の簡単な貸金業者の場合、返済されない可能性が高くなる、つまり、それだけリスクの大きな商売をするわけですから、別のところで埋め合わせをする必要に迫られます。

具体的には、利息を高くしたり、取立てを厳しくしたりといったことでバランスをとるわけです。

この結果、審査の簡単な貸金業者から借金をしてしまうと、短期間で利息が膨らみ、厳しい取立てに泣かされることになるおそれがあります。

最近、増加傾向にある銀行などの個人ローンでは、金利は利息制限法の制限利息を守っています。

また、大手の消費者金融の金利は、みなし弁済規定が裁判所で認められないことから、利息制限法の上限金利となっています。

これらの金融業者は、どれだけテレビなどのコマーシャルでソフトなイメージを売り込んだとしても、また、利息制限法に違反していないといっても、高金利であることは事実です。

さらに、貸金業者の中には、出資法には違反しないけれど、利息制限法を超える利息を取っている業者もあります。

これは、貸金業法に「みなし弁済規定」があり、刑事処分が行われないからです。

ただし、貸金業を営む者が、年109.5%を超える利息の貸付契約をしたときは、その契約は無効となります。

よって、この場合には、一切利息を支払う必要はありません※。

※借りたお金は、不当利得として返還しなければなりません。


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