返すことを考えて借りるとは?
借金をする際には、とにかく借りることだけで頭が一杯で、返済のことを考えていない人もいるようです。
しかしながら、借金のトラブルの多くは、このことが原因といっても過言ではありません。
これは、贈与ではなく、借金である以上、いずれは返済しなければならないからです。
借金を返せなかった時は?
借金を返済しなかった場合には、借主は債務不履行を負うことになります。
契約書には、期日に返済がない場合の損害賠償額の予定の定め、あるいは契約に違反した場合の違約金の定めが特約として入れてあることがあります。
ちなみに、貸金業者からの借金であれば、これらの定めは必ず入っています。
そして、損害賠償額の予定は、利息制限法の制限利息の1.46倍を超えない限りは有効ですから、これを元金や利息と別に損害賠償として貸主に支払うことになります。
分割払いの場合は?
分割払いの約束をしていた場合に、月々の支払いが滞ったときには、貸主から「○月○日までに支払え」という催告がきます。
そして、指定された日までに支払いをしなければ契約は解除され、残金の全額を支払わなければならなくなる場合があります(期限の利益喪失)。 |